M&Aに関するイメージを考える

M&Aというと人によってはビジネスの世界で厳しいイメージを持つかもしれないが、資本主義の世界で企業を大きく、効率良く成長させていくには必要な手法である。特に大企業にとっては、新しい分野の成長見込みが分からない場合にはベンチャー企業が切り開いた道、技術を資本の力を使って買い取るというのが一般的だ。M&Aする際に気を付けるべきことは特許などの技術を買い取ることに重きを置き過ぎて、企業間の文化がかみ合わないリスクを軽視してしまうことだ。この部分については事前に把握しにくい部分でもあるが、両経営陣が慎重になって考慮すべきことだ。うまく進んだ場合には両社の強みを組み合わせて新しい事業に挑戦することも可能だ。互いに持っている資産が相乗効果を出すようにしていくことで他者にはない強みが生み出せる。M&Aの専門コンサルをしている企業もあるので、実際に買収を検討する際にはそういった企業を利用することで成功確率を高めることが可能だろう。企業規模にもよるが、決して安い買い物ではないので、相手先企業の調査、資金調達など慎重に進めていく必要がある。しかしながら、目的はあくまでも他社に対して圧倒的な優位性を得ることなので、スピードも重視していく必要がある。株式公開買付によるM&Aへの応募のポイント近年では、株式公開買付(いわゆるTOB)によるM&Aも増えてきており、また個人投資家層の拡大も進んでいることから、自分が持っている株が公開買付の対象になる方々も増えてきているのではないかと思います。こうした中で、自分の持っている株式を公開買付に応募するのかどうかを悩まれることになるかと思います。この際の判断基準はもちろん価格ですが、通常株式公開買付によるM&Aが実施された場合、対象企業の株価は、公開買付価格近辺に近づきます。但し、一般的には、公開買付価格より若干低いくらいの価格で推移することが多いといえます。これは、合理的に考えると、公開買付に応募した場合には、わざわざ証券会社の店頭などで申請用紙を貰い、そこに記載する必要があるということで、そうした手続きコスト分が、低減させられているためといえます。こうした点を踏まえると、また公開買付価格が、株式を保有している方から見て、ある程度納得感のある価格設定であれば、そこより僅かな金額程度低い株価で推移しているのであれば、また自分が考える手続きコスト(手続きの煩わした)を考慮して納得できるだけの低減分であれば、事前に通常の市場取引で売却することが望ましいといえます。